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轟 修杜(Shuto TODOROKI)個展


2019年7月18日(木)〜20日(土)、8月17 日(土)〜21日(水)pm1:00〜pm7:00

【お詫びと訂正】

8月の開催日程の表記に謝りがありました。正しくは21日(水)までです。ご来場を予定されていた皆様にお詫び申し上げます。

3歳の頃、言葉でのコミュニケーションが上手くとれず、自閉的傾向の発達障害と診断されました。その後、小学校に入学してから10歳まで筆圧もままならず薄くしか文字が書けませんでした。三角の太い鉛筆や4Bの濃いものを使わせたり、時にはビー玉を握って描かせる事や、鉛筆に洗濯バサミを留め、それを覆うように鉛筆を持って書かせた事もありました。しかし、本人の意欲は薄く、鉛筆を使用する機会もほとんどなく、1年生から4年生までの筆箱の中身は、ずーっと同じ鉛筆が入っていました。

何とかいい方法はないか・・・

「大好きな歌を活かして絵描き歌から入ってみたらどうだろう!」と思い、音楽の先生に絵描き歌の本とCDを託し、導いて頂いたのが今へのきっかけとなっています。

その後、絵描き歌の楽しさを知った彼は、紙にはもちろん、自分のベッドの横の壁やシーツなどあらゆるところに、小さい子が落書きをする勢いで、たくさんの絵描き歌を描いて行きました。

そうして開かれた彼の世界は、今に至るひらがな、カタカナ、アルファベット、数字、知る限りの文字を組み合わせて描かれるカラフルな模様へと変わって行きました。

私のオフォスからA4の紙を取って来ては描き続ける日々が続きました。途中まで描いて自分で失敗と思うと紙を捨て、また新しい紙を取り出す事を繰り返し。2000枚に1枚の割合で作品が完成します。

幼い頃からは想像も出来ない力強い筆圧は、ペンもすぐに潰れてしまう程の勢いです。

そして、その模様と常にコミュニケーションを取っているようで描いた絵に語りかけている様子も見られます。

2016年から始めたアートセラピーでは、他の方法による描き方や道具の選択、表現方法を学んでいます。しかし、幼い頃から自分なりに描いていたスタイルは今でも続けています。

言葉でのコミュニケーションが苦手な彼は、今、自由な独特の世界観で画を描き、その画とコミュニケーションをとり、そしてその時間は、最高の至福の時となっているようです。

とどろき・しゅうと

1998年2月3日    パリ16区生まれ

2002年〜2003年  日本へ一時帰国、埼玉県朝霞市根岸幼稚園。

2004年〜2013年  パリ日本人学校。(小、中学校)

2004年〜2010年  トマティス療法開始。

2006年〜2008年  Apprendre Autrement パリ19区。

2008年〜       乗馬セラピーを開始。ピアノセラピーを開始。

2013年〜       IME ALPHEE フランス・ギヤンクール市

2016年〜       アートセラピーを開始。

2017年5月13日    アソシエーションAPTE主催ピアノコンサーとコラボレーション。パリ15区PATRONAGE LAIQUE JULES VALLÉにて個展を開催。

2019年4月2日〜13日 パリ1区Espace Culturel Bertin Poiréeにて個展を開催。

2020年4月      パリ15区Patronage Laïque Jules Vallèsにて1ヶ月間の個展開催決定


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